「白浜観光するのに車なしでも大丈夫?」
「白浜観光の移動手段はバス?レンタカー?」
こんな疑問にお答えします。
- 白浜観光にお得なバス乗り放題チケット
- 白浜とくとくフリー乗車券の具体的な利用方法
- 一泊二日白浜観光モデルコース
先日、サイコロきっぷを使って大阪から白浜へ電車旅をして来ました。
白浜駅から主要の観光スポットまでは車で30分とかなり距離があります。電車で訪れる際は移動手段の確保は必須。
レンタカーを借りることも考えましたが、今回は明光バスが販売している「バス乗り放題」チケットを利用。
このバス乗り放題チケット「白浜とくとくフリー乗車券」がめちゃくちゃ便利だったので、具体的な利用方法と実際の体験を交えて紹介したいと思います。
同じように、自家用車なしで白浜観光する人の参考になれば幸いです。
それでは早速参りましょう。
白浜とくとくフリー乗車券とは
白浜名所を結ぶバス乗り放題のチケット
明光バスが販売する「白浜とくとくフリー乗車券」とは、白浜駅と白浜の名所を結ぶ路線バスが乗り放題になるチケット。
何度も利用でき、使えば使うほどお得に。スマホの画面orチケットを見せるだけなので、白浜観光をスムーズに楽しめます。
白浜観光地を周回する明光バスを普通乗車券で利用する場合、「Suica」や「ICOCA」などの電子決済が使えず現金支払いしかできません。
その1点だけを考えても、スマホorチケットを見せるだけでバスが乗れる「白浜とくとくフリー乗車券」を利用した方が便利です。
バスを利用する度に小銭を用意するのは結構手間だからな。
特にデジタル版は人数分の乗車券をまとめて表示できるので、代表者がスマホを見せるだけでOK。降車時にバタバタすることもありません。
スマホがあればいいし、複数人の旅行で重宝しそうですね。
「白浜とくとくフリー乗車券」は紙のチケットも販売していますが、今回はよりお得に使えるデジタル版をベースに解説していきます。
白浜駅周辺で「紙のチケット」を購入したい方は、下記の場所が近いです。
- 明光バス白浜駅前案内所
- ローソン白浜町白浜店(白浜バスセンター前)
チケットの種類とお得なクーポン
白浜とくとくフリー乗車券の種類は4種類と、滞在期間に応じた乗車券を販売しています。さらに、スマホで購入するデジタル版のチケットはクーポンもついていてよりお得。
チケットの種類
- 1日フリー乗車券(大人¥1,100 / 小児¥550)
- 2日フリー乗車券(大人¥1,600 / 小児¥800)
- 3日フリー乗車券(大人¥1,900 / 小児¥950)
- 午後半日フリー乗車券(大人¥900 / 小児¥450)
デジタル版についているクーポン
- 白浜エネルギーランド 入場料(100円割引)
- 三段壁洞窟 入場料(100円割引)
- 円月島グラスボート 乗船券(150円割引)
- とれとれ市場ちょっぴりプレゼント
三段壁のクーポンを利用しました。目当ての観光スポットが割引になればお得ですよね。
とれとれ市場のちょっぴりプレゼントは貰うのを忘れてしまったぞ。
路線バスで行ける主な白浜観光地
フリー乗車券の範囲はほとんどの白浜観光の名所をカバーしています。
乗れば乗るほどお得になるので、ガンガン色んな場所を巡りたい人におすすめ。
主な停車所はこんな感じ
- 臨海(円月島)
- 千畳敷
- 三段壁
- 白良浜
- アドベンチャーワールド
- とれとれ市場
- 白浜エネルギーランド
- 湯崎(崎の湯)
ちなみに、今回の白浜旅行ではこんな感じにバスを利用しました。通常の乗車券だった場合1560円の料金になります。
1日目
白浜駅→千畳口→三段壁→湯崎
2日目
湯崎→アドベンチャーワールド→とれとれ市場→白浜駅
2日フリー乗車券は1600円なので、これ以上バスを乗る方であればお得に使えそうです。
三段壁の100円割引クーポンを使用しているから、実質1500円とほぼとんとん。
めちゃくちゃお得に使えたというわけではありませんが、スマホ片手で快適に観光ができました。
白浜とくとくフリー乗車券の利用手順
乗換案内アプリをダウンロード
白浜とくとくフリー乗車券には、「通常の紙チケット」とスマホで完結する「デジタル版チケット」の2種類。
今回は、より便利でお得なデジタル版チケットの使い方を解説します。
スマホで利用可能な、デジタル版「とくとくフリー乗車券」は乗換案内のアプリから購入します。
まずはアプリをダウンロードしましょう。
アプリをダウンロードしたら、右上の「ログイン」から乗換案内に登録します。
次に「メニュー」→チケットをタップ。
チケットの中から、「白浜とくとくフリー乗車券」を見つけてタップ。
利用する乗車券を選択します。
次に、「支払い情報」などを入力。
最後に、マイチケットから「使う」をタップすると利用が開始されます。
運転手にスマホ画面を見せるだけ
通常の乗車券とは違い、白浜とくとくフリー乗車券は「整理券」を取る必要はありません。
中央ドアから乗車し、バスを降車する際にスマホの画面orチケットを見せるだけ。
乗換案内アプリを立ち上げ、「マイチケット」からカラーバーの画面を表示させます。数字が動いているカラフルなページです。
\この画面を見せればOK/
旅行シーズンの場合、バスがかなり混雑することもあります。今回の旅でも、週末はかなり大勢の方が利用していました。
小銭や現金を用意する必要もなく、見せるだけでOKなフリーチケットは余計な手間もかかりません。
デジタル版の場合は人数分のチケットをまとめて表示できるので、バスを降りるのもスムーズ。
スマートに白浜観光をするなら必須だぞ。
時刻表を把握しておこう
明光バスの時刻表を把握して、白浜観光を効率的にまわりましょう。
公式サイトに時刻表がアップされていたので、リンクを貼っておきます。
白浜駅のバス停には「紙の時刻表」も用意されているので、1つもらっておくと重宝します。
スマホの画面では細かくて、ちょっとみにくいですからね。
Google Mapや乗換案内のアプリを使えば、直近のバスを調べやすいです。計画的に白浜観光していきましょう。
バスで巡る、大人2人旅モデルコース
今回は大阪からの電車旅。
一泊二日、バス乗り放題「白浜とくとくフリー乗車券」を利用した、まったり白浜旅行の様子を紹介したいと思います。
旅の始まりは新大阪駅からスタート。
最近はまっている駅弁とハイボールを購入して「特急くろしお号」に乗り込みます。
新大阪駅から白浜駅までは、およそ2時間30分ほどの旅路。
ハイボールで乾杯し、駅弁を食べているとあっという間に白浜駅に到着笑。
白浜駅からは、路線バスで移動。「白浜とくとくフリー乗車券」の出番です。
先に、今回の白浜観光のコースから。
1日目
白浜駅→千畳敷→三段壁→民宿
2日目
崎の湯→白良浜→アドベンチャーワールド→とれとれ市場→白良浜駅
千畳敷/茜・千畳茶屋
最初に訪れたのは吉野熊野の国立公園にある千畳敷。
太平洋が広がるダイナミックな景色に大きな白い岩盤。
打ち寄せる荒波が、長い年月をかけて作り出した風景は白浜観光で外せないスポット。
海外を思わせるようなダイナミックな名勝ですね。
千畳敷を堪能したら、ちょっと休憩がてら「茜・千畳茶屋」へ。
珍しいお土産も沢山あり、ここでしか買えない物も。
2階の「海鮮屋千畳」で食事もできます。
みかんのソフトクリームがめちゃくちゃ美味しかったぞ。
三段壁
次に、訪れたのは三段壁。
千畳敷からバスで一駅。歩くと10分ほどですが、坂道になっているのでバスを利用しました。
三段壁は千畳敷の南海岸にそそり立つ高さ約50mの断崖。
大岩壁は南北約2キロにわたって続いていて、岩肌に黒潮がぶつかる荒々しい光景は自然の迫力を感じます。
階段状に削られた自然の造形物は見応え抜群。
三段壁に来たら洞窟探検も忘れずに。
三段壁の洞窟は平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説も。
洞窟に押し寄せる荒々しい波や、千古の神秘が感じられます。
民宿さきのや
観光を早めに切り上げて、今回のお宿へ。
老舗の仕出し料理屋が経営する「南紀白浜温泉 料理の宿 さきのや」という民宿に宿泊しました。
美味しい料理と天然温泉が楽しめるこじんまりとした宿。別記事でレビューもしています。
今回いただいた料理の数々。白浜名物のクエ鍋や伊勢海老のお刺身、どれもめちゃくちゃ美味しかったです。
崎の湯
白浜観光2日目。
朝食をたべてからやってきたのは、「崎の湯」という白浜で1番有名な温泉。
崎の湯はメイン通りから、側道へ進んだ奥にあります。
万葉の昔からある「湯崎七湯」の中で唯一残っている歴史ある湯壷で、雄大な太平洋が間近にせまる露天風呂。
1350年も昔からあると思うと、なかなか感慨深いです。
湯船から岩に打ち寄せる波を感じながら入浴できます。時折り海水が入ってくるほどの近さ。
波の音や、太平洋の風を感じながら入る湯船はめちゃくちゃ開放感があるぞ。
崎の湯では、洗髪や身体を洗うことはできず湯船につかるだけ。
貴重品入れはありますが、ロッカーに鍵もついていません。大きな荷物を持っている場合、受付の方にお願いすれば預かってくれるようです。
白浜温泉崎の湯
所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町1668番地
TEL:0739-42-3016
営業時間:8時〜17時(時期により変動あり)
タオル200円、貴重品ロッカー100円
バス降り口:「湯崎」下車徒歩5分
湯上がりにフィッシャーマンズワーフまで歩いて、「Boat house cafe&bar」でティータイム。
アドベンチャーワールド行きのバスは本数が少ないようで時間調整。
ふらっと訪れたカフェでしたが、オーナーこだわりのスイーツ達はどれも美味しかったです。
アドベンチャーワールド
白浜旅行といえばやっぱりアドベンチャーワールド。
こころにスマイル未来創造パークをテーマに掲げた、全世代の方が楽しめるテーマパーク。
パンダのファミリーに会えたり、サファリワールドでキリンやサイなどの動物たちも見られる癒しのテーマパーク。
キリンの餌やりが1番興奮しました。
入場は事前にチケットを購入しておけばスムーズ。スマホをかざしてそのまま入場できます。
アドベンチャーワールドの敷地は広大。目的の場所に迷わずに行けるよう、公式アプリも用意されています。
施設や動物の場所がすぐ分かり、近くのトイレを探せたりして便利です。
南紀白浜とれとれ市場
白浜観光最後に訪れたのは、南紀白浜とれとれ市場。
とれとれ市場は、西日本最大級の海鮮マーケット。
新鮮魚介を使った料理や、全国の海産物、和歌山の特産品をリーズナブルに販売しています。
地元の堅田漁業協同組合が経営していて、味と鮮度は折り紙付きです。
ここも白浜観光で外せないスポットだぞ。
伊勢海老より甘いと言われている「クツ海老」も数匹発見。一度食べてみたい。
今回は電車の時間が迫っていたので、お土産と舟盛りを買い込んで帰路につきました。
地元で1番人気のお酒を飲みながら帰宅する、めちゃくちゃ贅沢な時間。
まとめ
ここまで、バス乗り放題チケット「とくとくフリー乗車券」を使った白浜観光の様子と利用方法をゆるっと解説してきました。
白浜旅行は車がなくても充分観光できますね。
ガンガン観光しない人でもバス乗り放題チケットが便利そうだな。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも誰かの参考になったら嬉しいです。
それでは。