「自宅の作業用にパソコンデスクを作ってみたいけど、DIY初心者でもできる?」
「アイアンデスクをDIYする時のポイントや注意点が知りたい」
こんな疑問にお答えします。
- アイアンレッグを使ったパソコンデスクの作り方
- デスクを作るのに必要な道具と材料
- デスクをDIYするときのポイントと注意点
自宅で作業用にデスクを新調するにも、なかなか気に入ったモノも見つからず、あっても高価なデスクばかり。
ということで、ホームセンターで板材を購入し自分でデスクを作ることにしました。
とはいえDIYは初心者。今まで作ってきたモノも、天板を繋げるだけの簡単なモノばかり。
今回は初めて電動ドリルで木材に穴を開けたり、ちょっとした加工も必要になるDIYにチャレンジ。
最終的に、DIY初心者でもこんな感じのおしゃれなデスクを作ることができました。
とはいえ、デスクを作成する途中でいくつも致命的な失敗をやらかしています。
初心者でもなかなかしないミスばかりだったな。
躓いたポイントをさらすことで、これからアイアンレッグを使ったデスクをDIYされる方の参考になったら幸いです。
自分でデスクをDIYすれば、コスパ、オシャレ、快適な環境を手に入れられます。
それでは早速参りましょう。
完成したデスク
最初に完成したデスクから。
ホームセンターで購入した、パイン集成材を使った大きめなデスクになります。
天板のサイズは1900mmx600mmと、一人暮らしの部屋ではかなり大きめ。二人で作業をすることになっても、広々快適に使えます。
大きめのサイズにすることで、パソコンで作業するスペースとブログで物撮りできる場所がほしかったというのが理由です。
作業スペースを分けることで、毎回片付けする手間もなくなって快適になりました。
カウンタースタイルで、2人で晩酌を楽しんだりすることもあるぞ。
デスク作成に必要な材料と道具
デスクを作るのに使用した材料と道具から紹介していきます。
デスクをDIYするのに購入した4つの材料
デスクを作成するのに購入した材料はこの4つ。
順番に説明していきます。
パイン集成材(1900x600x25mm)
デスクの天板となる材料は、ホームセンターで購入した『メルクシパイン』の集成材を使用しました。
パイン集成材は比較的安価。木の節も入っていないので、キレイな印象のデスクを作りたい方に最適な素材。
天板となる板材は好みで選べばOKですが、25mm以上の厚みがあったほうがデスクが安定します。
もともとは2100mmあった幅を、ホームセンターの木材サービスでカット。
かなり大きめデスクになりましたが、今のところたわみもなく使用できています。
レンタカーを借りてホームセンターに行きましたが、運ぶ手間を考えたらネットで購入するのもありですね。
アイアンレッグ
デスクの土台部分は『高さ690mm、奥行き450mm』のアイアンレッグを選びました。
ちなみに、アイアンレッグに付属しているビスはこのタイプ。
タッピングビスを別途購入するか、私のようにオニメナットと組み合わせた方がより簡単です。
アジャスターも付いているので、ある程度雑な仕上げでも大丈夫。
一つ気になるのは、製造の過程で金属クズが中に入ってしまったのか動かすとカラカラ音がします。
まぁデスクさえ組み立ててしまえば、動かすこともないからな。
オニメナット
付属しているビスをそのままの固定に使ってもよかったのですが、オニメナットを別途購入して組み立てることにしました。
オニメナットを天板に埋め込むことで、家具の組み立てが可能に。
取り外しがしやすくなって、引っ越しのときなどに便利になりますよ。
オニメナットが、ビスの受け側になってくれます。
ワトコオイル
パイン集成材の塗装にはワトコオイルを使っています。
最近は明るい色味の木材が好きなので、ナチュラルカラーで仕上げました。
デスクを加工するのに使った道具
使った道具はこんな感じ
- インパクトドリル
- 9㎜ドリルビット
- サンドペーパー(240番、400番)
- 紙やすりホルダー(あったら便利)
- ドレッサー(あったら便利)
- 六角レンチ(使うことを推奨)
- 刷毛(布切れ端で代用)
この中では、下穴を開けるインパクトドリルは必須になります。
デスクを作成する手順
ここから、デスクの工程を説明していきます。
作業はざっとこんな感じ
- ペーパーヤスリで天板を滑らかにする
- 電動ドリルで下穴を開ける
- オニメナットを埋め込む
- アイアンレッグを取り付ける
- オイルで天板を塗装する
①天板の面取りとヤスリがけ
購入したばかりの木材は、角が尖っていて触ると痛いです。まずは角の面取りから行っていきます。
そのまま紙ヤスリでもいいのですが、今回初導入のドレッサーという木工用のヤスリを使ってガリガリ。
めちゃくちゃ簡単に角を滑らかにすることができました。
さっと使えるので、持っていると便利なアイテム。
バリを取ったり、角を滑らかにしたり、いつでもさっと使えるので今後のDIYでも重宝しそうです。
次に紙やすりで、表面を滑らかにしていきます。
最初に240番の紙やすりをかけ、次に400番でスリスリ。
荒い目から細かい目を順番にヤスリをかけることで、仕上げの手触りが良くなります。
紙やすりホルダーがあると、作業効率も上がるのでおすすめだぞ。
②電動ドリルで下穴を開ける
ここからが1番重要な工程。電動ドリルを使った穴あけ作業になります。
まずはアイアンレッグを取り付ける位置にマーキング。
別途購入したオニメナットに合うサイズ、『9㎜のドリルビット』で穴あけ作業していきます。
ドリルビットにも16mmの深さになるようマーキング。
順調よく穴あけしていましたが、やらかしてしましました。貫通です笑。
目印にしていたシールがズレているのに気がつかず、フローリングまで貫突き抜けていました。
いくら初めての電動ドリルとはいえ、なかなかひどい失敗だな。
下に端材でも置いておけばよかったですね。
今回購入した9㎜のドリルビットは、誘導ネジが付いたちょっと特殊なモノ。
そのため、誘導ネジの分だけ深く穴が開いてしまします。
誘導ネジが付いたドリルビットは、厚みがあまりない木材に使用するのにはあまり向いていないようです。
私のような失敗をしないように、デスクをDIYする際は一般的なドリルビットを使いましょう。
こんなやつ
③オニメナットを取り付け
下穴を開けたら、木工ボンドを注入しオニメナットを取り付けていきます。
本来は六角レンチを使ってゆっくり締め込むのが正しいやり方。手持ちがなかったので電動ドリルでガシガシ。
ここでまたしてもトラブル。
穴の深さが足りず、オニメナットが頭まで入らない所がいくつか発生。
ドリルをやり直し事なきを得たのですが、1箇所だけ穴が広がってしまいオニメナットを取り付けられなくなってしまいました。
穴位置を全てズラすことも考えましたが、1つだけなのでそのままいくことに決定。
下穴を開けるときには、一発で正確な深さを開けるドリル捌きが必要なようです。
④アイアンレッグの取り付け
気を取り直して、いよいよアイアンレッグを取り付け。
アイアンレッグに付属していたビスを使って組み立てていきます。
ワッシャーとスプリングを間に入れて締め込み。
一箇所ビス止めできていないのが心残りではありますがなんとか固定。
おおぉ、なかなかの仕上がり。色々やらかしたのでちょっとへこんでおりましたが吹き飛ばすほどかっこいい。
⑤天板を塗装する
最後の仕上げ。組み上がったデスクをワトコオイルで塗装していきます。
ヤスリがけをしてからすぐにオイルで塗装でもよかったのですが、かなり大型のデスク。
置いておくスペースがなかったので、先に組み立ててからオイルを塗ることにしました。
塗装の前に、先程貫通させてしまった穴を塞いでおかないとな。
急遽ダイソーで購入した木工用パテを使います。
貫通させてしまった穴に注入し、一晩放置。
固まったパテをヤスリで削って平らにします。
これで穴がふさがり、思っていたより目立たなくなりました。
ここから塗装。
刷毛などは持っていなかったので、衣類の切れ端で塗っていきます。
オイルを塗ると木目が強調されて渋みがでます。ナチュラルカラーですが、塗装前と比べてみると結構色が変化しますね。
これでデスクは完成。自然な濡れ色が、めちゃくちゃかっこいい。
注意点とポイントまとめ
初めての電動ドリルを使ったDIY。失敗もいくつかしてしまいましたが、なかなか満足したものが完成しました。
デスクの天板を取り外しする必要がない方は、オニメナットを使わずにタッピングビスを選んだほうがより簡単に作れそうですね。
アイアンデスクDIYの注意点まとめ
- ドリルビットは誘導ネジが付いていないモノを使う
- ドリルビットはマスキングテープなどでしっかり固定
- 電動ドリルを使うときは端材などを敷いておく
自虐ネタみたいになっているな。
DIYは事前の下調べと段取りがすべて。
適切な道具と材料が揃っていれば、初心者でもおしゃれなデスクを作ることができます。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも誰かの参考になったら嬉しいです。
それでは。